蛍光灯から直管形LEDランプに交換
蛍光灯と直管形LEDランプについて
蛍光灯(fluorescent lamp)は、放電で生じる紫外線を蛍光体に当てて光に変換する照明方式です。
直管形LEDランプは、p型半導体とn型半導体を接合し通電することで発光する仕組みを持つ、半導体光源です。
LEDの特徴
- 省エネ:従来蛍光灯の約半分の消費電力でコスト削減が可能。
- 長寿命:寿命約50,000時間でメンテナンス費が軽減。
- 虫が寄りにくい:紫外線をほぼ出さず清潔に使用可能。
- 環境に優しい:水銀不使用で安全。
今後、蛍光灯は順次LEDに置き換わっていくと考えられます。
照明器具について
近年、多くのメーカーが蛍光灯に代わるLED器具を発売しています。
しかし、全ての照明器具を交換するには多くの費用が必要で、現実的ではない場合もあります。
そのため、既存の照明器具を活かしたままLED化できる直管形LEDランプも普及しています。
- 既存器具を利用し、G13口金のLEDランプへ交換する方法
- 器具ごとLED専用に交換する方法(JEL801規格、一体型ベースライトへ変更など)
LED化を行う際は、この2つの方法から選ぶことになります。
直管形LEDランプには工事が必要?
直管形LEDランプには「工事不要タイプ」と「工事必要タイプ」があります。
既存の照明器具の方式によって異なります。
蛍光灯照明器具の種類(3方式)
- グロースターター式
- ラピッドスタート式
- インバータ式(電子式)
グロースターター式:工事不要、グロー球を取り外すだけでLEDが使用可能。
ラピッド式/インバータ式:工事が必要。必ず安定器を取り外して使用します。
※照明器具の配線工事は、必ず電気工事士資格者が行ってください。
電気工事(安定器バイパス工事)について
直管形LED蛍光灯は既存器具を利用できますが、安定器を取り外す「バイパス工事(直結工事)」が必要になる場合があります。
バイパス工事とは、既存安定器の配線を切断し、電源をLEDランプに直接接続する工事です。
LEDは直流で点灯するため、100V/200V交流を内部で直流に変換して光を発します。


















